Python学習チャンネル by PyQ

Pythonのオンライン学習プラットフォームPyQのオフィシャルブログです

メンバーの苦戦箇所を可視化して、「腹落ち」できる研修へ。PyQチームプランに『チームフォローアップ機能』をリリースしました

f:id:konie_ko:20190619165706p:plain

id:hirokiky です。

世の中で一番難しいことの一つは『任せる』と『放置』の違いを見極めることだと思います。 介入しすぎると『マイクロマネジメント』となってしまい、放置しすぎてしまうと『管理不足』となってしまいます。 これは業務でも、研修など学習するときも常に付きまとう問題ではないでしょうか。

この難しい問題に対応するため、 PyQ はチーム学習を促進し、学習効率を高めるための「フォローアップ機能」とフォローアップガイドをPyQチームプランにリリースしました(PyQチームプランについては こちら)。

なぜフォローアップ機能が必要なのか

チームで学習していると、リーダーは「みんなはちゃんと勉強できているだろうか」と不安になります。私も研修の講師をするときがありますが「本当に腹落ちできている?」といつも心配しています。

PyQチームプランでは、チームメンバーがどれくらい勉強しているかの 学習進捗レポート はすでに見られます。ですが、進捗見えても本当に理解しているかは心配 になることと思います。

チームのリーダーや研修担当者も忙しいもので、頻繁に声掛けをしたりメンバー全員と対峙するのは難しいものです(「管理しすぎ」や「過保護」と思われるのではという心配もあることと思います)。

ではどうすれば良いのでしょうか?

一方的に教えるのでなく、チーム学習を促進する

この問題を解決するために、PyQでは『チーム学習』が大切だと考えています。 ここで言うチーム学習とは、チームメンバーがお互いに支え合うことで学習することです。

チームリーダーや研修担当者は、そのための場を用意したり、雰囲気を作ったり、促してあげたり、疑問に答えたりすることが主な役割です。

  • リーダーが教える、でなく、学習メンバーが自ら学ぶ
  • リーダーが疑問点をヒアリングする、でなく、学習メンバーの疑問点が画面で分かる
  • リーダーが声をかける、でなく、学習メンバーが自分から質問する
  • リーダーが理解したか聞く、でなく、学習メンバーが自ら理解度を共有する

新しくPyQチームプランにリリースした『チームフォローアップ機能』は、学習メンバーを厳しく管理して勉強させる機能ではありません。 この機能は、チームそのものが自学自習する手助けをする機能です。

フォローアップ機能の紹介

そのためにPyQチームプランでは3つの画面を新規にリリースしました。 また、フォローアップのためのガイドライン、チーム学習をより良くするための学習者向けの手引きを公開しました。

フォローアップが必要な学習内容

フォローアップ画面では、学習メンバーの理解度が低い学習内容が可視化されます。

f:id:hirokiky:20190606141449p:plain

このフォローアップ画面からはこういった気づきが得られます

  • 正規表現の内容で理解度が低いメンバーが多い
  • 例外の内容でも理解度が低いメンバーが多い

そこから次のようなアクションが考えられます

  • 正規表現の理解を助けるWebサイトや本を紹介する
  • 対象の学習メンバーを集めて「正規表現の勉強会」を1時間ほど開催する
  • 悩みがあればより具体的にPyQの質問機能から聞いてもらうよう促す

チームのリーダーはどういった内容で学習メンバーがハマっているかが分かるので、どういった追加での講習や説明をすれば良いのかが分かるようになります。 また、学習メンバー間でもお互いに悩んでいる箇所が分かるので、「自分だけが悩んでいるわけではない」という安心感に繋がります。安心感があることで他のメンバーにも相談したりする心理的な障壁が低減されると考えて作られています。

このデータは週次で計算されているので、毎週画面を確認するようにすると効果的です。 疑問があったことを完全に忘れてしまう前にフォローアップすることで学習効率が向上します。

理解度の低い学習内容

f:id:hirokiky:20190606141711p:plain

『理解度』はクエストでの学習が終わったときに学習メンバーが残しておける情報です。 1から5までの5段階で残すことができ、復習やフォローアップに活用できます。

この画面では、理解度の低い(学習メンバーにまだ学ぶ余地のある)単元を一覧できます。この画面を見ることで学習に詰まり始めてる人が分かります。

例えば変数、if文までは理解度が高かったものの、for文やif文とfor文の組み合わせで理解度が落ちていくようなケースがあります。この場合、if文については理解できたもののfor文については今ひとつ腹落ちしていないと分かるので、for文の意味を重点的に説明できるようになります。

テスト失敗回数が多い学習内容

f:id:hirokiky:20190606141823p:plain

この画面ではクエストをクリアするときに必要な「テスト」の失敗回数が多かった学習を一覧できます。

テストの失敗回数が多かったときは、まずその頑張りを褒めてあげましょう。 そのうえで特定の内容(例えば日時の操作など)で困っているようであれば、「疑問があれば質問を投稿してね」と声掛けをすると良いでしょう。

あるメンバーの悩みを知る

f:id:hirokiky:20190606141919p:plain

「理解度の低い学習内容」と「テスト失敗回数が多い学習内容」は、1人のメンバーを指定して見ることもできます。リーダーが「研修のときあの人は少し困っていたな」と感じたときは、どこで悩んでいるのかを知って効果的にフォローアップしましょう。

質問、回答機能

PyQチームプランでは今までどおり、質問・回答の機能がご利用いただけます。

f:id:hirokiky:20190606135550p:plain

フォローアップ機能で疑問を抱えてそうな学習メンバーを知ることも大切ですが、メンバー自身から質問してもらうのが一番です。

質問のコツ回答のコツ といったガイドもPyQは用意していますので、積極的に質問してもらうよう促すと良いでしょう。

フォローアップガイドの紹介

PyQではフォローアップ用の機能だけでなく、チームメンバーのフォローアップをするためのガイドを公開しました。

チームで学習するときにメンバーをどう導けば良いのか、何をやれば良いのかを説明しています。

docs.pyq.jp

またメンバー向けの「どうすればチームでより良く学習できるか」を説明する手引きも用意しています。

docs.pyq.jp

これはPyQの運営会社BeProud内での研修や、BeProudが提供する研修の事業の中で実際に行われているプラクティスを参考にしたものです。 あまり難しく捉えず「こういったプラクティスがあるんだな、やってみようかな」と活用いただければと思います。

まとめ

  • チームフォローアップ機能で、学習メンバーの悩みやハマっているポイントが分かります
  • チーム全体で学習することで、チームリーダーへの負荷を下げつつ、効果的に学習できるような機能です
  • フォローアップガイド、チーム学習の手引きで「具体的にどうすれば?」という疑問にお答えしています

チームでメンバーの全員が効果的に学習するのは簡単なことではありません。 ですがPyQチームプランのフォローアップ機能、フォローアップガイドでよりチーム学習が促進され、メンバーの方々がプログラミング、Pythonのスキルアップをするお手伝いをできればと思います。

Copyright ©2017-2019 BeProud Inc. All rights reserved.