こんにちは。PyQチームです。
2021年7月3日に、WebフレームワークDjangoの国内イベント「DjangoCongress JP 2021」が開催されます。
「Djangoのイベントって興味があるけど、具体的にどんなことが学べるの?」
「参加したいけど、初めて参加するから不安‥」
そんな疑問や不安な気持ちを解消できるように、DjangoCongress JPの運営代表であるhirokikyさんに、本イベントの気になるあれこれを聞いてきました。
- プロフィール
- DjangoCongress JPはPython製Webフレームワーク「Django」の大きなイベント
- 去年のDjangoCongress JP 2020は中止
- オフライン開催に良い条件が整っていたので決めました
- DjangoCongress JPの良さは「Djangoだけでイベントをやっている」こと
- 参加者、スタッフ、発表者、スポンサーのすべての人が楽しめるイベントにしたい
- 自分なりの方法でDjangoCongress JP 2021を楽しんでくれたら嬉しいです
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プロフィール
清原弘貴(@hirokiky)様
PyQチームメンバー愛用中の原稿・記事執筆、レビュー、連携Webサービス「Shodo(ショドー)」を提供する株式会社ゼンプロダクツの代表。(この記事の下書きにもshodoを使っています)
日本で最大級のDjangoイベント「DjangoCongress JP」の運営代表も務める。
株式会社ビープラウドの元メンバーで、「PyQ」の開発に関わった。
ビープラウドメンバーとの共著書に「自走プログラマー(技術評論社)」、「Pythonプロフェッショナルプログラミング第3版(秀和システム)、「Pythonエンジニアファーストブック(技術評論社)」がある。
DjangoCongress JPはPython製Webフレームワーク「Django」の大きなイベント
インタビューをお引き受けいただきましてありがとうございます。「DjangoCongress JP 2021」について色々と聞かせてもらえると嬉しいです。まずは、hirokikyさんが運営代表を務めるDjangoCongress JPはどんなイベントなのか教えてください。
Djangoを仕事や個人のプロジェクトで使っている人たちが集まって発表をしたり、Djangoのノウハウや仕事や趣味、OSSについての情報を交換したりしています。
例年では2日間の開催で、1日目は発表などをメインにしたカンファレンスデーで、2日目には共同での開発をするスプリントデーとしています。今年はカンファレンスデーだけの開催になります。
プログラムのソースコードが無償で公開され、改良や再配布を行うことが許可されているソフトウェアです。OSSの推進により、特定製品だけが独占的に利用される要因を失くす目的もあると言われています
今年はスプリントデーはないのですね。DjangoCongress JPは、最近始められたイベントですよね。毎年どれくらいの方が来場されるんですか?
DjangoCongress JPがどんなメンバーで運営されているのか気になります。Django好きが集まる「Djangoのコミュニティ」はあるんですか?
最近はDjangoCongress JPを開催するようになったり、Discordをメインに活動したりしています。
このように新しいことにドンドン挑戦しています。
楽しそうですね!途中参加でも歓迎してもらえますか?
このブログを読んでくれている方もぜひご参加いただけると嬉しいですDiscordにはこちらから参加いただけます。
去年のDjangoCongress JP 2020は中止
昨年から新型コロナウイルスの影響によるイベントの延期・中止が相次いでいますが、DjangoCongress JPにも何か影響はありましたか。主催者として先が見えない中スケジュールを調整するのは大変ですよね。
他のオフラインイベントも中止となったり、オンラインでの開催に移行していますよね。
もちろんイベントを主催する人たちが大変というのも同じ立場として分かりますが、僕個人としては参加者の方や発表者の方たちへの影響を気にしています。
それはなぜでしょうか?
発表者も、「あの発表よかったよ!」と生の感想をもらえるので、そういう交流の面でも楽しみにしていらっしゃったと思います。でも2020年はそれができませんでした。
そういう理由で、イベント主催そのものより、影響が大きかったのはむしろコミュニティや参加・発表してくださる人たちの間にあったんじゃないかなぁと思っています。
オフライン開催に良い条件が整っていたので決めました
今年のDjangoCongressはオフラインとオンライン(YouTube Live)のハイブリッド開催なんですね。このような形式になった経緯を教えてもらえますか?
「オフラインやるのは早くない?」という意見もあるかもしれませんが、今回はオフラインに30から40人ほどしか集まらない想定です。(※最大でも50人ほどとのこと)
PyCon JPから比べるとかなり小さいイベントですし、「何かチャレンジするなら僕たちしかいない」と感じ、ハイブリッドという選択をしました。
会場はどんな場所ですか?
会場側からは感染症を懸念して最大100人と決められていますが、さらに半分の50人までと定員を減らしています。
去年から計画していたことですが、イベントは長野県で開催しますので、都内の人混みを移動するようなリスクも減らせるかと思います。
人数制限されているのは安心ですね。首都圏から参加しても問題はないでしょうか。
ここまでカッコつけて話してますが、実はこのハイブリッド開催の案を思いついたのは他のスタッフさんです。
色々と感染対策を考えられているんですね。答えにくい質問にも真摯に答えてくれて、ありがとうございます。
DjangoCongress JPの良さは「Djangoだけでイベントをやっている」こと
ここからはDjangoCongress JP 2021の見所を教えてください
DjangoCongress JP 2021のプログラムを見てください!
一覧を見てるだけでワクワクします。Djangoの最新情報から初学者として役立ちそうな話、現場で役に立ちそうな深いノウハウなど様々です。Djangoを普段使っている人は絶対に参加してほしいです。
とくに推しのトーク、というのはありません。すべて推しています。
「すべてが推し!」、どの発表も聞きたくなっちゃいますね。興味があるけど、参加しようか迷っている方もいらっしゃると思うのですが、そういう方にはどう勧めたいですか?
「こんなことができるんだ!すごそう!」とか「正直分からないから今度調べておこう」と思っていただくだけで十分なんです。
そういった広い世界と道筋を知れるだけでも十分だからです。
「Djangoってこんなことができるんだ!」という気づきがたくさんありそうですね。
なのでDjangoCongress JPでは、もう一日ずっとDjangoだけ!Djangoについてトコトン知れる・語れる!という場にしています。
「このフレームワークだけ!」と、1つに絞って開催されるイベントというのはなかなかないですね。
「Djangoをトコトン知れる場」というのはとても明確でわかりやすいと思います。
場の設定をDjangoとすれば今まで埋もれていたDjangoのノウハウがドンドン出てくると思うんです。場の設定がDjangoであれば、発表する人もDjango前提で話を展開できます。
ふと誰かに声をかけるにしても、Djangoに興味がある人だということは間違いないわけで、心理的な負荷が相当低くなるわけですね。
確かにそうですね!でも「軽く知っているくらいの自分が、情報共有するのは恥ずかしい‥」と思って、交流を控えることもあるのではないでしょうか。
今年のDjangoCongress JP 2021はそんな発表が盛りだくさんです。これはもう見所しかありません。
綺麗に締めていただきありがとうございます。
参加者、スタッフ、発表者、スポンサーのすべての人が楽しめるイベントにしたい
DjangoCongress JP 2021はどんなイベントにしたいですか?
参加者、スタッフ、発表者、スポンサーのすべての人が楽しめるイベントという意味です。そのために僕は役割を超えてほしいなと、皆さんに毎年お願いしています。
役割を超えるとはどういうことでしょうか?
DjangoCongress JPのスタッフにも、暇なときは休憩して発表を聴きにいっても良いと言っています。
そんな感じで、みんなが役割を超えるイベントにしたいです。
「みんなが役割を超えるイベントにしたい!」すごい面白い発想ですね。現地に行けないオンライン参加の人はどう盛り上がれば良いのでしょうか。
自分なりの方法でDjangoCongress JP 2021を楽しんでくれたら嬉しいです
最後に運営代表として伝えたいことがあれば教えてください。
でもここまで話を聴いてくれて、共感してくれる人はぜひ皆さんなりの方法でDjangoCongress JP 2021を楽しんでくれたら嬉しいです。
改めてになりますが、オフライン会場での感染症対策は徹底して行います。会場の広さや換気の状況にはかなり余裕があります。オフラインで参加したいという方はぜひ、当日(2m離れて)お会いできると嬉しいです。
他に伝えたいことはありますか?
みんながその瞬間に同じことを知る・コンテキストを共有するというのは、仕事や趣味においてかなりの強みとなります。社内で共通した知見を持つことは大事ですけど、なかなか実現できませんよね。
1年や1ヶ月という区切りで知識をアップデートする、気持ちを高めるということは大切です。
ぜひ、皆さんとその1日を大切に、楽しめると嬉しいです。
今日はインタビュー、本当にありがとうございました。
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