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DjangoCongress JP 2019 主催者インタビュー 後編

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この記事はDjangoCongress JP 2019の後編です

2019年5月18・19日の2日間にわたって開催され、大盛況のうちに幕を閉じたDjangoCongress JP 2019。その運営代表である清原弘貴(PyQ開発者)にPython・Djangoに興味を持ったきっかけ、DjangoCongress JPを始めることになった経緯など振り返ってもらいました。

前編は以下からご覧ください。

blog.pyq.jp

他のイベントでは聞けない発表を用意

DjangoCongress JP の見どころ、楽しむポイント、「ならでは」な部分はありますか?

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清原僕は他のイベントでは聞けない発表やWebにでにくい内容の発表を用意したいと考えています。
最近はプログラミング関係の勉強会やカンファレンスがとても多く開催されています。PyCon JPを筆頭に、PyCon KyushuPyCon mini Sapporoなどの東京以外での大きなカンファレンスも開かれています。
けれどもそのカンファレンスではDjangoを深く扱えないというのが正直なところです。もちろんDjangoに関係するトークも採用されますが、Djangoに関するニッチなトークはどうしても採用されません。

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汎用的なテーマではないから、という意味ですか?

清原

トークの「深さ」の問題ですね。住み分けです。DjangoCongressであれば、Djangoに関するトークというのは当たり前なので、さらにDjangoについて深堀した内容を採択できます。例えば今年も「Djangoのトランザクションの実装や動きについて」の深いトークなどDjangoで仕事をしているプロであっても唸る内容のトークもあります。
さらに「チュートリアルのその先」や「静的ファイルの実務レベルでの扱い方」などWebにもでにくい発表が聞けます。これはまさにDjangoCongress JP「ならでは」ないでしょうか。

DjangoCongress JP 2019のトーク一覧、発表スライドはまとめて公開されていますのでぜひ見てみてください。

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djangocongress.jp

話題に登ったPythonのカンファレンスの紹介

PyCon JP

日本国内の Python ユーザのために、Python の普及及び開発支援を行う為に、継続的にカンファレンス(PyCon)を開くことを目的とした非営利組織です。

URL:https://www.pycon.jp/committee/index.html

PyCon Kyushu

九州にゆかりのある Python ユーザを主体に集まったPyCon Kyushu 実行委員会を主催として Python や Python を使ったソフトウェアについて情報交換、交流をするためのカンファレンスです。

URL:https://kyushu.pycon.jp/2019/

PyCon mini Sapporo

「Pythonの魅力をもっと多くの人に知ってほしい」「札幌でもPythonを広めたい」という理由で札幌で開催するPythonの魅力をお伝えするイベントです。

URL:https://sapporo.pycon.jp/2019/

代表の仕事は「やるよー」って言うこと

なるほど。清原さんは代表としてどんな働きをされましたか?

清原「やるよー」って言うことですかね(笑)。
例えばトークの募集、パーティーの準備、動画の撮影などはそれぞれtokibitoさん、jbkingさん、ayakoさんとスタッフの方に任せています。分かりやすい目に見える仕事だと、定期的な作業日を設定したり、タスクを設定したり、全体の進捗を見たりする「進める部分」と、会場スポンサーのCybozuさんへのお願いや、広報のツイートやメールをしたり、物品を集めたりの庶務や、会計をまとめる「その他作業」もしています。

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「やるよー」どころではないと思います(笑)

清原 一番大切なのは「こういうイベントにしたいな」とスタッフや参加者の人に共有することだと思っています。
とくにDjangoCongress JPではハラスメントフリーなイベントにしたいと思っているので、DjangoCongress JP 2019のオープニングトークでキチンと行動規範の説明をしたり、イベントの姿勢(先ほど話したような皆で開催したいという温度感)の共有をすることが私の一番大切な仕事なのかなと考えています。もう3年目にもなれば空気感が醸成されるので大丈夫かなぁと思いますが、初年度や2年目などはやっぱりこういう部分が大切なのかなと思っています。
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まとめ

今年のDjangoCongress JP はどんなイベントになりましたか?

清原本当に楽しく、かつメチャクチャ身になるイベントでした。やはりDjangoを知りたい人、Djangoに詳しい人が集まりますので、自然と交流が盛んに行われているようでした。
去年のDjangoCongress JP 2018ではオフィシャルのパーティーを用意できませんでしたが、今年はパーティーもできました。よりオフラインイベントとして意義あるものになったかなと思います。
さらに今年は発表の動画も録画していますので、「参加できなかった。。!」という方もぜひ後日公開しますので、ぜひ、ぜひ観てください。
当日の様子を知りたい方は写真も公開していますのでぜひ観てください。
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photos.google.com

今後の展望

最後に先ほどDjangoCongress JPを「少なくとも3年は続けたい」と言われましたが、来年も開催される予定ですか?

清原はい。ぜひ開催したいと思います。ちょっと攻めて考えると、次は東京を出ても良いかなと考えています。イベント開催といえば「東京」というのはあまり良くないと思っていますので、DjangoCongress JPを別の都道府県で開催するのも面白いかなと思っています。
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イベントにはどんな人に来て欲しいですか?

清原 もちろんどんな人にも来ていただきたいなと思っています。(DjangoCongress JPの行動規範を守ってくださるなら)
ただ正直、申し訳ないのですがイベントの規模的にも「お客様対応」や「セミナーらしいイベント」ができるイベントではありません。一緒に当日のイベントとかコミュニティーを楽しめる人にオススメしたいなと思っています。
ぜひDjangoCongress JPでも、それ以外のイベントでもお会いできればと思います。

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ありがとうございました!

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