こんにちは、PyQスタッフkonieです!
PyCon JP 2021 の発表者にカンファレンスの準備や発表について聞く連載「カンファレンス発表のススメ」第2回です。
今日のお客様
kaiさん
PyQの運営会社である株式会社ビープラウドのメンバーで、Web Developerです。
猫と犬が好きとのこと。
PyCon JP 2021での発表について
kaiさんは初めてのPyCon JPでの発表でしたよね。
おめでとうございます!記念すべき1回目は、どんなテーマで発表しましたか?
なるほど。
どうして今回のテーマで発表しようと思いましたか?
もう一つは自分が開発でGraphQLを使った実装に2年近く携わっていたので知見が共有できたり、入門的な発表ができれば気になっている人へ刺さるかなと思って今回のテーマで発表しました。
2年も実装に携わっていたのですね。
実際に実務で使っている人のお話であれば聞きたいと思う人も多くいたのではないかと思います。
Django
Python製のWebフレームワークです。
Pythonの代表的なフルスタック・フレームワーク(Web開発に必要な機能が一通り揃っているフレームワーク)です。
フレームワークの提供する機能を最大限に活用して開発したい人におすすめです。
GraphQL
Facebookが開発したデータ操作のためのWeb APIの仕様です。
スキーマ言語(Schema Language)とクエリ言語(Query Language)の2つから構成されます。
Pythonを含む多数のプログラミング言語による実装があります。
プロポーザルの提出・発表準備について
プロポーザルとは
学術会議への発表申し込みのことを、プロポーザルといいます。
プロポーザルの募集、すなわちカンファレンスで発表したい人を募集することをCfPと呼びます。
CfPが出ると、発表したい人はプロポーザルを提出し、採択を待つというわけです。
CfPは、Call for Proposalの略です。
プロポーザルには発表のタイトルやエレベーターピッチと呼ばれる発表内容の要約を記載し、カンファレンスの主催者はプロポーザルを吟味してどの人の発表を採択するかを決定します。
これらのカンファレンスの仕組みについては、別の記事でも紹介しています。
よろしければこちらも読んでみてくださいね。
blog.pyq.jp
プロポーザルを出す時、どんなことをしましたか?
その次に、伝える対象について考え「Djangoで開発したことがあって、GraphQLを使ったAPI実装に関心がある人」に決めました。
最後に、対象者を意識しながら、GraphQLの実装をしていく上で困った所・要所をまとめていきました。
なるほど、今後初めてプロポーザルを出す人は参考になりそうですね 。
初めての発表だと経験者のお話はとても参考になりそうですね。
アイディアが膨れていって30分の発表だったのですがスライド資料は62ページとなりました。
結構ボリュームがあるように思いますね。
資料づくりで気をつけたことや工夫したことはありますか?
お客さんが登場して作るものを提案し、それを実装していく流れで作りました。
発表を聞いていた人から、実際の発表では「ほげおさん」という架空の書店店員さんがいて、とても開発に詳しくて面白かったと聞きましたよ!
あと、発表の練習はしっかりやりました。
本番のつもりで発表動画を撮って、同僚にレビューしてもらったり、自分で何度も見て練習したりしました。
しっかりした発表準備が初めての発表成功の鍵だったのかもしれませんね。
当日の発表について
PyCon JP 2021はオンラインとオンサイトのハイブリッド開催でしたが、kaiさんはオフラインでの発表でしたよね?
特に気をつけたことや難しかったこと、よかったことなどがあれば教えてください。
実際に会って話せるのは楽しいですよね。
当日の発表はどうでしたか?
それでも発表しきれたのは練習ちゃんとしてたおかげかな、と思います。
発表への反響はどうでしたか?
寄せられた質問についてや、発表前後で意識面やその他変化したことなどあれば教えてください。
多少のストレスがありました。
ただ、発表後は独特の解放感も相まって、「来年も発表したいな。テーマ何にしようかな」と思っていました。
不思議です。
確かに、大変だったけれど終わったときに達成感があることって「またやりたい〜」ってなりますよね。
とてもいい発表だったということですね。
そうですね、発表したテーマは発表する際に改めて詳しく調べるのでより知識を深められて、業務でその知識が還元されたので良い取り組みだったなと総合して感じています。
ありがとうございました。
次のイベント発表挑戦も楽しみにしています。