こんにちは、PyQスタッフnanaです。 突然ですが、日本最大のPythonイベント、PyCon JPを知っていますか?
これまでPythonを学んだり業務で学習した成果を蓄積している方は、 次のステップとして、PyConのようなカンファレンスでの発表に挑戦するのも、一つの選択肢です。
そこで、PyCon JP 2019の発表募集期間に合わせて、 技術カンファレンスで発表するための、仕組みや手順を紹介したいと思います。
私のレベルでは関係ないかな、と感じた人へ
PyCon JPでは、初心者向けの内容から高度な内容まで、様々なトピックが発表されています。 「すごい人の為のものなんでしょう?」「発表したいけど難しそう」と考えている人も、その内容を具体的に知り、カンファレンスでの発表に興味を持ってもらえれば嬉しいです。今すぐ踏み出せる一歩や、未来の目的にきっとなると思います。
実際に発表された内容は、2018年の発表一覧などを参考にしてください。
「やる気は満々なんだけど、プロポーザルの出し方が難しいよ!」という方は、実際にPyCon JP で使われているPaperCallの手順も纏めました。こちらもぜひ参考にしてください。
PyCon JP とは?
Pythonの日本最大のイベントです。 トークスピーカーたちが日頃のPythonの学習・活用の成果を発表するカンファレンスDayを中心に、Pythonを学習するチュートリアル、オープンソースの開発を集まって行うスプリントなどで構成されています。
2019年は、9月14日〜9月17日に開催され、トークが行われるカンファレンスは9月16日、9月17日の開催です。
PyCon JP 2019のトークスピーカー募集中です!
9月16日(月)・17日(火)に行われるカンファレンスのメインとなる、 トークスピーカーの募集を、6/2まで行なっています。
トークスピーカーってどうやって決めているの?
ある程度の規模の技術カンファレンスでは、招待スピーカーや基調公演の他に、スピーカーを公募することが一般的です。話したい内容のタイトル、説明文などを事前に運営に提出し、その内容を元にスピーカーを決定します。
プロポーザル(Proposal)、CFP(Call For Proposal)とは?
講演内容をまとめた提出内容をプロポーザルといいます。 プロポーザルは学術用語で、以下の総称です。
- 専門書や学術雑誌への投稿記事
- 学術会議への投稿論文
- 学術会議への発表申し込み
技術系カンファレンスでは、3の意味で使われています。 また、プロポーザルを募集することやその募集文章を、CFP(Call For Proposal)と言います。
「PyCon JPのCFPが出されたよ!」というような話は、Pythonに近しいところにいると、よく聞くフレーズだと思います。これは、「PyCon JPのスピーカーの募集が始まったよ!」という意味ですね。
また、募集からレビューを行い、採択までの一連の流れをCFPプロセス(CFP process)と呼びます。
PyCon JP 2019のCFP
PyCon JP 2019のCFP告知文をまず見てみましょう
応募方法は、下記のように記載されています。
・下記のURLにアクセスします
https://www.papercall.io/cfps/2160/submissions/new
・任意のアカウントでログインしてください
※ メールアドレスが登録されない場合は warning が表示されるのでこちらのURL(https://www.papercall.io/me)にアクセスしメールアドレスと必須情報を入力してください。
・Talk Details に応募内容を記載してください。
※ Tagsに設定してあるトークカテゴリを選択して頂くようお願いします。
・Profile Details にプロフィール情報を記載
・Submitボタンを押して応募完了
応募の時点では発表資料などは必要ありません。 発表したい概要さえまとまっていれば応募することができます。
プロポーザルを出す為に必要な情報
- 名前・メールアドレスなどの必須情報
- プロフィール
- 発表したい内容の要約文(エレベーターピッチ)
- 発表したい内容の説明文(公開内容・レビュワー向け内容)
- トークカテゴリ(選択式)
このうち公開される内容は、2018年の発表一覧で昨年のものを見ることができます。
PaperCallは英語のサービスで少しとっつきにくく感じるので、 先ほど紹介した別記事で、実際に触ってみながら具体的な操作手順を解説しました。 ここまで読んで興味が湧いた方は、ぜひ参考にしてみてください。
まとめ
技術カンファレンスで発表するイメージが湧いたでしょうか。 ハードルが高いように見えますが、応募自体は選ばれた人の為のものではなく、チャレンジした人にチャンスがあるものです。
PyCon JP 2019のトークのプロポーザル提出は締め切り間近。*1
あなたに学んできたものをアウトプットしたいという思いがあれば、 是非この週末に一歩チャレンジしてみてくださいね。
*1:ポスターの掲示セッションや短い時間で発表するLT(ライトニングトーク)の受付は後日開始だそうです。