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PyCon US 2023に参加した鈴木たかのりさんにイベントの様子をお聞きしました

こんにちは、PyQスタッフです。

今回は、2023年4月に開催されたPythonイベントの「PyCon US 2023」に参加した鈴木たかのりさん(Twitterアカウント:@takanory)にイベントの様子を聞いてきました。
写真も提供していただいたので、会場の様子をより伝えられるよう紹介していきますね。

PyCon US 2023とは?

鈴木たかのりさんが参加された「PyCon US 2023」はどんなイベントですか?

たかのり 年に一回、アメリカで開催されるPythonの国際カンファレンスです。
プログラミング言語Pythonに関するさまざまな発表が行われます。
イベントは4月19日~27日の間で開催され、2日間のチュートリアル、3日間のカンファレンス、4日間のスプリントとなっています。

PyCon US 2023のWebサイト

us.pycon.org

1週間以上も開催されていたのですね!たかのりさんはすべての日程に参加されたのですか?

たかのり いえ、私はカンファレンス前日のオープニングレセプション、3日間のカンファレンス、スプリントを半日参加しました。

では後ほどじっくりカンファレンスでの様子をお聞きしたいと思います。
先に、PyCon US 2023はどんな人が対象のイベントだったのかお聞きしたいです。

たかのり 初心者からPython自体をC言語で開発している人まで、さまざまなレベルの人に対応したイベントだと思います。
カンファレンスのスケジュールを見ると、5トラックのトークがあり、幅広いレベル・ジャンルのトークが並んでいます。

PyCon US 2023のタイムテーブル https://us.pycon.org/2023/schedule/talks/

3日間のカンファレンスのスケジュールを見ると、本当にたくさんのトークがありますね。
始めたばかりの人向けのレベルもあるので、初心者の人でも参加しやすそうです。

 

たかのりさんはPyCon US 2023になぜ参加しようと思ったのですか?

たかのり PyCon USには2019年に初参加しましたが、非常に楽しかったし刺激があったので、再度参加したいと思っていました。
COVID-19の影響で一時期オンラインイベントとなっていましたが、現地開催となった2023年に参加して刺激を受けてきたいなと思っていました。

確かに、ここ最近はどこのPythonイベントもオンラインイベントとなっていました。
現地に行かなくては味わえない体験や刺激がありますからね。

たかのり また、私はPyCon JP Associationの代表理事でもあるので、日本のPythonコミュニティのメンバーとして他国のコミュニティメンバーと交流するという目的もあります。

なるほど、ではこの後カンファレンスでの見どころを聞きつつ交流してきた様子をお伺いします!

PyCon US 2023の見どころ

ここからは、カンファレンスに参加した中での見どころをお聞きしたいと思います。

たかのり はい。ただキーノートやトーク、ライトニングトークなどはYouTubeのチャンネル「 PyCon US」にて公開されるので、ぜひ動画で様子を体験してもらいたいと思います。
なので、現地参加ならではの見どころをいくつかお話ししていきたいです。

ありがとうございます!ではまずはカンファレンス前日に開催されたOpening Receptionについてお伺いしていきたいと思います。

たかのり はい。Opening Receptionはカンファレンス前日の夕方に開催されます。
ビールを片手にスポンサーブースを回ったり、参加者同士で交流をする会です。
ここでスポンサーブースで話を聞いてTシャツをもらったりしました。

 

ビール!いいですね。お写真見たところ会場も広く、参加者が多いのも伺えますね。

たかのり また、PSF Community Lunchにも参加しました。
PyCon USの主催であり、Pythonの知財などを管理している団体PSF(Python Software Foundation)の活動や財務状況の報告を聞きながらランチを食べる会です。
各国のコミュニティ運営をしている人が多く参加していた印象です。
女性であれば「PyLadies Lunch」に参加するのもおすすめです。

こちらのお写真もたくさんの人が写っていますね。
各国のコミュニティを運営している人が多いということはその国ならではのお話もきけたんですね、羨ましいです!

日本でも女性のPythonユーザーのコミュニティPyLadiesの活動がありますが、今回のカンファレンスではLunch以外にどのような活動をされていましたか?

たかのり PyLadies Auctionは、女性のPythonユーザーのコミュニティであるPyLadiesの活動資金を集めるためのチャリティーイベントです。
スポンサー企業などが提供したレアなグッズをオークション形式で競り合うのですが、司会のオークショニアの腕もあり、ものすごく面白いイベントです。

レアなグッズのオークション。気になります。
こちらの写真はオークション対象のグッズを写して説明しているシーンの写真ですか?

たかのり そうです。次の写真は実際に商品を持って回って、近くで見れるようにしているところです。

とても楽しそうなイベントですね。参加してみたいです。

PyCon US 2023の印象に残っている思い出や得られたもの

イベントの見どころ以外にもたかのりさんが印象に残っている出来事を教えてください。

たかのり 今回は韓国のKwonHan氏が中心となって、PyCon APACのコミュニティブースを持つことができました。
このコミュニティブースに日本、韓国、台湾、香港、フィリピンのメンバーが集まって、APAC(アジア太平洋)地域のPyConをアピールしました。

PyCon APACは2010年から毎年開催されているPythonカンファレンスですね。ブースの様子はどうでしたか?

たかのり たくさんの人がブースを訪れてくれて、APAC地域でたくさんのPyConが開催されていることを知ってくれたようです。
PyCon APAC 2023は日本で開催されるので、たくさんの人が海外から参加してくれるといいなと思っています。

そうですね。今年は日本で10月に開催されますからたくさんの人が来てくれると嬉しいです。

たかのり また、一緒にブースを持ったり、アジア地域の参加者で集まって夕食を食べたりすることで、APAC地域のコミュニティメンバーの結束が今まで以上に強くなったなと感じました。

たくさんの人がいますね。各国のメンバーが集まる機会はそうそうなさそうなので、今回でさらに結束が強まってよかったです。

たかのり 他には、スプリントというカンファレンスのあとの開発イベントに半日だけ参加しました。
そこでPyScriptのスプリントに参加しましたが、主要開発者のFabio氏と交流できたことも印象的なできごとです。

お写真からとても充実した半日だったことが伺えます。

最後に、今回日本から参加したメンバーのお写真をいただきました。みなさんの表情からとても良い、刺激のあるカンファレンスだったことがわかります。

たかのりさん今回はイベントのお話を聞かせていただいてありがとうございました。

まとめ

トーク以外の見どころなどたくさんお聞きしました。
お話や写真の様子からもたくさんの人が参加されていたようですね。
日本のカンファレンスとはまた違ったものが味わえて、会場に行く価値のあるカンファレンスの様子でした。
海外でのカンファレンスは少しハードルが高いですが、興味を持った方はぜひ来年参加してみてください。

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