みなさんこんにちは。PyQスタッフnanaです。今日は、Pythonの認定試験のご紹介です。
基本的な学習が進むと、以下のような考えが浮かんで来るのではないでしょうか。
「自分のPythonプログラミングの力はどのぐらいのものだろう?」
「スキルを第三者にも証明できる認定が欲しい」
「Pythonプログラミングの力試しをしてみたい」
なかなか自分の持っているプログラミングのスキルを表現するのは難しいものです。 資格に挑戦するのも、一つの解決策になるかもしれません。 Python言語の認定試験についてご紹介します。
Python 3 エンジニア認定基礎試験
Python 3 エンジニア認定基礎試験は一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会が行う、2018年11月現在国内唯一のPythonの認定試験です。
概要・レベル
Pythonの文法基礎の理解があることを表す資格です。他言語経験者が新たに取得するレベルの資格ではないですが、 未経験からPythonスキルが有用な職業への就職活動を行う場合などには、簡潔に基礎のPython文法を理解できることを表現することができるでしょう。
受験者人数
公式ページのプレスリリースによると、2017年4月時点で以下のような受験者数・合格者数だそうです。
- 受験者数:1273名
- 合格者数:989名
この数字を元にすると合格率78%程度の試験のようです。
指定教材
指定教材は「オライリー・ジャパン「Pythonチュートリアル 第3版」」です。
また、Pythonチュートリアル 第3版は公式のPythonチュートリアルを編纂したものです。 無料で閲覧することもできますので、こちらを見てみるのも良いでしょう。(Pythonチュートリアル 第3版は、3.5系の公式チュートリアルと対応しています)
基礎試験の公式サイトでは、無料で受けられる模擬試験も紹介されています。
受験者の感想・ 勉強法・対策時間
受験者の感想
公開されている受験者の感想を集めてみました。
- Python 3 エンジニア認定基礎試験の勉強法と受験した感想 - Qiita
- 【受験記録】Python 3 エンジニア認定基礎試験 – ATC構築サービス | ネットワーク | サーバー
- Python 3 エンジニア認定基礎試験は受験するべきなのか? - Qiita
- Python3エンジニア認定基礎試験の効率的な勉強方法!
試験を受けることに興味のある方は、上記のような体験記事を最初にいくつか読んでみることをお勧めします。 これらを纏めると、効率的な勉強法・対策時間・試験のレベル感は下記のようになるようです。
勉強法
プログラミング自体が初めての場合、指定教材は試験自体の難易度に対して初心者には少しとっつきにくいです。 初めてプログラミング言語を学習する場合は、入門書を一冊程度学習してから試験対策をすると良さそうです。
他の言語でプログラミング経験者であれば、指定教材を出題数の重みに応じて重点的に読み込むのが基本的な学習方法となります。
対策時間
合格している方々は、他言語経験者で10〜20時間、プログラミング未経験者で40時間〜を学習時間の目安とすると良いようです。
補足:PyQでPython 3 エンジニア認定基礎試験に挑戦するなら?
PyQで学習されている方にも、Python 3 エンジニア認定基礎試験に挑戦されたチームやユーザーさんがいらっしゃいます。 現在集計しているユーザーさんの合格率は96%で、PyQで学習できる内容で挑戦可能といえそうです。
感想を伺ったところ、実際にコードを書く実務的な学習と並行で行なった場合、PyQで該当範囲まで学習するには70〜100時間と、モジュールの種類を覚えるなどの試験対策に指定教材を数回読み込む時間が必要というのが多くのご意見でした。
PyQの問題では、「チュートリアル」から「Python中級」までの範囲で、出題範囲を概ね学習できます。コードを書く能力を並行して身に付けた上で資格をとりたいという場合は、上記のボリュームも参考にしてください。
Python 3 エンジニア認定データ分析試験
上記のPython 3 エンジニア認定基礎試験を提供する一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会が、データ分析試験も開始予定だそうです。 2019年の夏開始予定です。
最新情報
2019年年始前後に Python 3 エンジニア認定データ分析試験はベータテストを開催予定だそうです。 pythonic-exam.connpass.com
資格以外の方法でも、スキルを表現したい
国内のPythonの基礎的な内容の資格についてご紹介しました。
プログラミングのスキルを表現するには、実際にWebアプリなどの 成果物を作成するなど資格以外にも手段があります。
あなたの学習がより実りの多いものになるよう、 基本文法を確かなものにした後は、 作ってみたい成果物を見据えて学習分野を選ぶのも良いと思います。
プログラミングを活用したキャリアプランについては以下の記事も参考にしてみてください。
学習していく範囲に迷われた時には、Pythonプログラミングで出来ることをまとめた以下の記事も参考にしてみてください。