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PyCon HK 2023に参加した鈴木たかのりさんに、現地での発表したことや思い出をインタビューしました

こんにちは、PyQスタッフです。
今回は2023年11月11日に香港で開催された「 PyCon HK 2023 」に参加された鈴木たかのり(@takanory)さんに、発表やイベントの思い出をインタビューしたのでご紹介します。

PyCon HK 2023ってどんなイベント?

鈴木たかのりさん、本日はお話よろしくお願いします。
PyCon HK 2023」について、どんなイベントか教えていただけますか?

鈴木 たかのり 香港で開催されているPythonに関する国際カンファレンスです。
今年は2023年11月11日(土)に開催されました。
pycon.hk

鈴木 たかのり スケジュールは1日2トラックがあり、トークの内容としては機械学習、AIよりのものが多めな印象ですが、それ以外にもツール、ハードウェア、コミュニティ関連などのトークもありました。

pycon.hk

Pythonでの機械学習は共著で書籍を出されていたのが印象としてありますが、どの枠で出られたのでしょう。
今回の発表テーマについても、次の質問から伺っていきます。

PyCon HK 2023での発表

具体的に、参加された理由を伺ってもいいでしょうか?

鈴木 たかのり トークに応募して採用されたので参加してきました。
アジアで開催されるPyConでは、香港にはまだ参加したことがなかったので、参加してみたかったということも動機の1つです。
香港にも私は行ったことがなかったので、香港自体に訪れることにも興味がありました。

応募して通ってからの参加したい理由がどんどん大きくなっているのが楽しそうに感じます。
初香港、香港でのPyCon初参加の、W初の感想も後で伺いたいところです。
まずはどんな発表をされたのか教えてください。

鈴木 たかのりAutomate the Boring Stuff with Slackbot (ver. 2)」というSlack上にチャットボットを作って、いろんなタスクを楽をしよう、というトークです。
PyCon JPの座長をしていたときに、いろいろと面倒な作業をボットで工夫していた経験を元に、新しめのSlackの情報、ライブラリで実行できるようにコード例を多めにして発表しました。

slides.takanory.net

中見出しの「プログラマーは怠け者です」のところ、私も聞きたくなりました。

PyCon HK 2023の思い出や見どころ

ご自分の発表以外にも、PyCon HK 2023の見所はどこだと思いましたか?

鈴木 たかのり 自分ごとではありますが、私はPyCon JP Associationの理事も行っています。
その縁で、今回PyCon HKでは「PyCon APAC」というアジア太平洋地域のPyConのメンバーとして、ブースを持たせてもらいました。 東京で開催されたPyCon APAC 2023のグッズを持参して、APAC地域のPyConのアピールをしましたが、グッズがあっという間になくなりました。

pycon.asia

鈴木 たかのり 他にも、コミュニティブースとして日本から参加したメンバーがPyLadies TokyoやRaspberry Piのブースを出していて、日本人が活躍しているなーと思いました。

PyCon APAC も10月26-29日の開催でしたね。
グッズ、とても可愛い出来なのでPyCon HK 2023参加者の方々に手にとっていただけたのは素直に大変嬉しいですね。特に、ロゴがポップで可愛いと思います。

他にも、PyCon HK 2023で印象的な出来事や得たものがあれば聞かせてほしいです。

鈴木 たかのり カンファレンス前日にはスピーカーを招待したディナーがあり、そこで以前からのPyCon界隈での友人であるSammy氏と久しぶりに再会できました。
「PyCon HKは規模が少し小さいけれども開催できてすばらしいですね」という話をしました。

他にも、PyCon APACに参加していたScotty氏には「クラフトビールってどうやって作るの?」と聞かれたので、ビールを作りに行った話をしました(PyCon APAC 2023ではオリジナルクラフトビールをパーティーで提供しました)。
来年のPyCon HKではオリジナルビールが飲めるかも知れません。

件のクラフトビール、おいしい、という声をSNSで見かけています。PyCon HKでクラフトビールが出たらぜひ飲んでみたいですね。

鈴木 たかのり トークではPyLadies Tokyoの主催者であるmaayaさんによる、PyLadies Tokyoの紹介や哲学についての発表を聞きました。
普段の知り合いが英語で発表するところを見るのはなにか不思議な感覚があります。

tokyo.pyladies.com

海外のイベントで普段から面識がある方と出会うと、確かに言語の違いで不思議さを覚えそうです。

鈴木 たかのり クロージングではSammy氏から参加者数が発表されました。今回の参加者は261名で、コロナで一度参加者が落ち込んだところから、徐々に盛り上がりが戻りつつあることを感じました。

参加者がまた戻ってきてくれただけでなく、コロナ禍で学んだ方が新たに増えて盛り上がっていくのかもしれませんね!

オーガナイザーとボランティアの記念撮影

鈴木 たかのり カンファレンス後のパーティーでもさまざまな人と交流できて楽しかったです。
香港出身でイギリス在住のCheuk氏とはこのあと2次会まで行きました。

Pythonという共通のライフワークで繋がっているからか、こうして久しぶりに再会、となってもとっても仲が良さそうです。
たかのりさん、ありがとうございました!

まとめ

たくさんの方々がいろんな国から足を延ばし参加されたPyCon HK 2023。
たかのりさんが回答の中で仰っていたように、規模が小さめとはいえ、内容はとても充実していたんだなとインタビューから感じることができました。
また、PyConなどのイベントで各国の友人との再会もあるのが同名を冠するイベントが各所で開かれている素敵なところですね。

PyConはPythonが好きな様々な人が集まるイベントです。
もし興味を持たれましたら、日本でも開催されていますので、足を運んでみてはいかがでしょうか?

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