Python学習チャンネル by PyQ

Pythonのオンライン学習プラットフォームPyQのオフィシャルブログです

PyCon Korea 2023 に参加した鈴木たかのりさんに、現地で発表したことや思い出をインタビューしました

こんにちは。 PyQスタッフです。

今回は8月に韓国で開催されたPythonイベント「PyCon Korea 2023」に参加した鈴木たかのり(@takanory)さんに、発表やイベントの思い出をインタビューしたので紹介します。

PyCon Korea 2023とは?

鈴木たかのりさんが参加された「PyCon Korea 2023」はどんなイベントですか?

たかのり 主に韓国のPythonユーザーが集まるカンファレンスです。 トークがメインのカンファレンスデーは8月12日(土)、13日(日)に行われ、開発スプリントとチュートリアルがその前日の8月11日(金)に行われました。

PyCon Korea 2023のWebサイト

2023.pycon.kr

韓国のPythonユーザーが集まるということは言語は韓国語ですか?

たかのり はい、韓国語の発表がほとんどです。
以前参加したのは2016年に開催されたPyCon APAC(アジア太平洋地域)だったので英語での発表がある程度あったのですが、今回はおそらく英語での発表は私だけでした。

そうなんですね。韓国語での発表となると、鈴木たかのりさんは他の韓国語の発表をどのように聞いたのでしょうか?

たかのり Google翻訳アプリを使うとカメラで写したスライドの文字が読めたりするので、その機能を使って発表を聞きました。
興味のあるトークの内容をある程度理解することはできました。

なるほど、翻訳アプリを使ったのですね。
では、PyCon Korea 2023はどんな人が対象のイベントですか?

たかのり 初心者向けから中級者向けまで、幅広いレベルのトークがあると思います。
トークのタイムテーブルとしては3トラックが並行して行われました。

PyCon Korea 2023のタイムテーブル

2023.pycon.kr

3トラック同時ですと聞きたいトークがあるとどれを聞くか迷ってしまいそうですね。

PyCon Korea 2023での発表

鈴木たかのりさんはなぜPyCon Korea 2023に参加したのですか?

たかのり トークの応募をして採択されたので、発表することをメインの目的として参加しました。
また、韓国のPyConに参加したのは2016年だけなので、久しぶりに参加してみたいなと思って韓国に行くことにしました。

発表されたんですね。どのような内容で発表されたのですか?

たかのりIntroduction to Structural Pattern Matching」というタイトルで、Python 3.10で追加された新しい文法「構造的パターンマッチ」について紹介しました。
機能がかなり多いので、サンプルコードを交えながら紹介しました。

発表スライド

slides.takanory.net

Python 3.10は2021年10月に正式リリースされたバージョンですね。
2年近く前に追加されている新しい文法なので、すでに使っている人や興味がある人は多かったのではないでしょうか?

たかのり 発表のあとにいくつか参加者からの質問があり、Structural Pattern Matchingについて興味を持ってもらえたのかなと思います。
便利な機能だと思うので、どんどん使ってほしいなと思いました。

PyCon Korea 2023の思い出

PyCon Korea 2023で印象に残っていることはありますか?

たかのり 韓国には日本語ができる方もいるので、日本語で会話できたことが印象的です。
日本からの参加者はおそらく私一人なので、そのときが唯一の日本語で会話をする機会でした。

そうなのですね!
海外ではほぼ英語で会話になると思っていたので、日本語で会話する機会があったのは驚きです。
他にも思い出に残っていることはありますか?

たかのり はい、以前からの友人であるKwonHan氏、Younggun氏にも会って色々話ができたこともとてもよかったです。
2人を通じて他のスピーカー、スタッフなどとも交流ができ、そのうちの何人かは10月に東京で開催されるPyCon APAC 2023に参加するそうです。
そのようにして、Python界隈の新しい友人を作るきっかけができたことで、価値のあるイベントだと感じました。

上の写真がKwonHan氏(左端)、鈴木たかのり氏(中央)、Younggun氏(右端)

新しいPython仲間と知り合えたのですね。10月に開催されるPyCon APACが楽しみですね。

本日はPyCon Korea 2023についてお話ししてくださりありがとうございました!

まとめ

PyCon Korea 2023でトークや思い出を紹介しました。
韓国語でのトークも翻訳アプリを使えば、ある程度内容を理解できたとのことで、韓国語がわからないから現地参加はどうしようと悩んでいる人でも現地参加をしてみようかなと思えるお話しだったのではないでしょうか?
海外でのカンファレンスは少しハードルが高いですが、興味を持った方はぜひ来年参加してみてください。

また、鈴木たかのりさんはgihyo.jp(技術評論社)でもPyCon Korea 2023のカンファレンスレポートを書いています
興味のある方はぜひ、合わせてお読みください。

gihyo.jp

Copyright ©2017- BeProud Inc. All rights reserved.