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PyQメンバーが登壇した「BPStudy #201」のイベント概要と発表内容を紹介します。

みなさんこんにちは!PyQブログチームです。

本日はPythonイベント紹介として、2024年5月31日に開催された「BPStudy#201〜数理最適化問題をAIに解かせてみよう」をご紹介します。

「BPStudy」ってどんなイベント?

BPStudy」は、PyQの運営会社でもある、ビープラウドが主催するIT勉強会です。
技術者が、自分のノウハウや知見を発表する 「技術者のTED」 のような勉強会として、2007年9月から月1回開催。 13年程続いており、今回で201回目となります。

BPStudy#201〜数理最適化問題をAIに解かせてみよう

BPStudy#201 は2024年5月31日 19:00〜よりイベントが開催されました。開催情報詳細は以下リンクをご覧ください。

bpstudy.connpass.com

また、PyQメンバーである斎藤努さん(tsutomu)が登壇したので発表内容や感想について伺いました。

PyQメンバーが登壇しました!

斎藤努さんがイベントで発表した内容について詳細を教えてください。

斎藤努 「Pythonで学ぶ数理最適化による問題解決入門」の最適化問題をAIに解かせてみたと言うテーマで、「ChatGPT3.5」「ChatGPT4o」「OptiMUS」の3つのAIで下記問題を解かせてみた経緯を発表しました。気になる方は発表資料をご参照ください。

斎藤努さんの発表資料

www.docswell.com

AIに解かせてみた問題

クッキーとケーキを作るのに、次のように薄力粉とバターを使います。薄力粉は1200g、バターは900gしかありません。クッキーとケーキの合計重量を最大化するには、それぞれ何個作ればよいでしょうか?

  • クッキー1個は110gで、1gあたり薄力粉0.3gとバター0.3gが必要
  • ケーキ1個は200gで、1gあたり薄力粉0.4gとバター0.2gが必要

AIのみで正解を得ようとするにはまだまだ課題が多そうですね。そのことからも実際に数理最適化を学んでおく有用性を感じます。

続いて、今回の発表の感触や感想について教えてください。

斎藤努 この問題は最適化問題としてはやさしい問題です。しかし、生成AIでこの数理最適化問題は解けませんでした。とはいえ、ChatGPT4oではほぼ正解の解答が得られました。

典型的な問題であれば、すぐにでも使えそうな感触を持ちました。さまざまな最適化問題ですぐ実用的に使うのはまだまだ難しいと思いますが、将来的に適用範囲は広がっていくでしょう。

数理最適化は、現在でも社会のさまざまなところで役立っています。数理最適化とAIが組み合わさることで社会がさらによくなるといいですね。

確かに、AIで数理最適化を実用できるならば、様々な分野で役立ちそうですね!ありがとうございます。

書籍「Pythonで学ぶ数理最適化による問題解決入門」の紹介

今回の発表された斎藤努さんは、「Pythonで学ぶ数理最適化による問題解決入門(翔泳社)」の執筆者として携わっています。

本書籍は株式会社ビープラウドの運営サービスPyQ(パイキュー)のコンテンツを基に執筆された書籍です。

最適化を使って「自分自身の課題を解決したい」「最適化を課題解決に使えないか興味があるので勉強したい」などと感じている方におすすめの内容となっています。

気になる方は、是非読んでみてください!

www.shoeisha.co.jp

まとめ

今回のBPStudyは「数理最適化問題をAIに解かせてみよう」というテーマの勉強会でした。 こういった技術の共有や知見の発表等が行われているBPStudyに、皆さんも注目してみてはいかがでしょうか?

bpstudy.connpass.com

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