斎藤です。「プログラマー向けPython文法速習コース」をリリースしました。
これまでの「プログラマー向けPython文法コース」は、「未経験からのPython文法コース」に加えて、プログラマーが学ぶべきものを加えた内容になっていました。 Pythonの文法を学習するクエストは、未経験者と同じものを使用していました。そのため、経験者には、学習のテンポが遅くなっていました。
今回は、他言語の経験者向けに、新しくPython文法速習ランクを用意しました。
ランク名 | パート数 | クエスト数 | クエスチョン数 |
---|---|---|---|
Python文法速習 | 5 | 17 | 72 |
これは、下記のランクを置き換えたものになっていますが、問題数(クエスチョン数)は約 1 / 4になっています。
ランク名 | パート数 | クエスト数 | クエスチョン数 |
---|---|---|---|
Pythonはじめの一歩 | 11 | 59 | 193 |
Python初級 | 8 | 38 | 107 |
文法速習の構成
以下の5つのパートがあります。最初は、ざっくり学び、その後体系的にメソッドを学んだりします。
- Pythonをはじめよう
- 関数定義を学ぼう
- コンテナを学ぼう
- モジュールや入出力など
- 文法速習のチャレンジ
一度に多くのメソッドが出てきますが、全てをしっかり覚えるというより、「どんなことができるか」を把握し、必要に応じて調べられるようになると良いでしょう。
普段、Pythonを書きなれている人でも、プログラムを書きながら調べることはよくあります。
「Pythonをはじめよう」パート
詳しい文法を覚える前に、まずは使ってみることを重点においてます。 Pythonでよく使われる、文字列、リスト、for文について、学びます。
「関数定義を学ぼう」パート
関数の使い方について学びます。関数はよく使います。基本的な機能は抑えたいところです。
「コンテナを学ぼう」パート
コンテナというのは、複数のデータを管理する入れ物を指しています。Pythonでは、リスト・タプル・集合・辞書が、コンテナになります。基本となるデータ型なので、「何ができるか」、「違いは何か」を抑えましょう。
「モジュールや入出力など」パート
落ち穂拾い的なトピックを扱っています。 文法の基礎を学んだ後で、抑えておくべきことを学びます。
「文法速習のチャレンジ」パート
「チャレンジ」は難しい演習問題です。 PyQでは学んでいないPythonやプログラミングの知識なども、自由に使ってトライしてください。 腕に自身のある人や、学習中のちょっとした息抜きをしたい人向けです。
これまでのコースについて
「プログラマー向けPython文法コース」は、「プログラマー向けPython文法コース(旧)」と名前を変えます。また、2019年3月頃をめどに、非公開とする予定です。
Python 3 エンジニア認定基礎試験対策に
「Pythonが使えることを他人に証明したい」、「Pythonが学習できているを確認したい」という方は、一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会(PythonED)で行われている「Python 3 エンジニア認定基礎試験」を受けてみてはどうでしょうか?
この基礎試験では、オライリー・ジャパン「Pythonチュートリアル 第3版」の1章から14章が出題範囲になります。
PyQのPython文法速習ランクでは、この本の1章から7章に沿った内容になっています(100%カバーはしておりません)。 PyQで学習することで、本の内容を実際に習得しているか確認することができるでしょう。
また、残りの出題範囲に含まれる「8章 エラーと例外」や「9章 クラス」については、Python中級コースで学習できます。
「プログラマー向けPython文法速習コース」は、これまで一通りPythonを学習してきた人がPythonEDの基礎試験に向けて復習するのにも役立つでしょう。
総合演習について
Python文法速習ランクは、基本的に「Pythonはじめの一歩ランクとPython初級ランク」の抜粋+αになっていますので、「Pythonはじめの一歩ランクとPython初級ランク」の総合演習で復習することもできます。これらのランクの総合演習は以下の通りです。「プログラマー向けPython文法速習コース」に入っています。
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