Pythonエンジニア列伝は、「Pythonエンジニアたちのインタビューを通して、Pythonを使う人達がどんな人なのか、Pythonをどんな場面で活用しているのか、なぜPythonに出会ったか」などを紐解く連載です。 連載はトピックごとになっているので、記事単体でも読むことができます。 今回は新型コロナウイルス感染症対策のためにリモートインタビューでお話を伺いました。この記事は第9回Pythonエンジニア列伝の2記事目です
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- この記事は第9回Pythonエンジニア列伝の2記事目です
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- vol.9は初のリモートインタビュー
- PythonからフロントエンドまでできるWebエンジニア
- Pythonとの出会い
- 次回の内容
vol.9は初のリモートインタビュー
それではインタビューを始める前にPythonエンジニア列伝についてご紹介します。このインタビューは、主に初めてPythonを勉強した人、エンジニアになりたい人がエンジニアの仕事を知れるきっかけとなるように行っている連載です。
massaさんはたくさんコミュニティで活躍されていますし、ホテル・民泊に取り組む面白そうな事業の会社にいるので、その辺のお話をお聞きしたいです。
PythonからフロントエンドまでできるWebエンジニア
今働いているSQUEEZEには2016年に入社し、4年在籍しています。
弊社はPythonで開発を行っていて、PyCon JPのスポンサーなどにも力を入れています。
個人のコミュニティ活動として、PyCon JPのスタッフ(2015〜)、DjangoCongress JPスタッフ(2018〜)、Pythonもくもく会の主催をしています。
SQUEEZEのコミュニティ活動は採用面でも効果が出ていて、Pythonコミュニティで出会った方が多く入社されてます。
御社の主要事業は宿泊事業者向けのSaaSである「suitebook」の提供、IoTやシェアドフロントを活⽤したスマートホテルの運営とのことですが、massaさんは現在のお仕事ではどんな業務に取り組んでいますか?
フロントエンドエンジニア
HTML、CSS、JavaScriptといったプログラム言語などを用いて、Webサイトなどの構築・開発を行うエンジニアです。
Angular
Webアプリケーションに必要な機能すべてが備わっているフルスタックなJavaScriptフレームワークです。 大きなプロジェクトの開発に向いています。 Googleとコミュニティによって開発されています。
サービスを作っていくとプロダクトを扱うことになるので、「作ったものをどう売っていくか」という価格設定(プライシング)、自分たちの魅力の発信力。そういう面でクリエイティブな要素も必要になると思います。
僕も、エンジニアとしてPyQというサービスを作り始めてから、それらクリエイティブな部分にも携わるPyQというサービスを作る人になったと感じます。
オープンソースソフトウェア(OSS)
プログラムのソースコードが無償で公開され、改良や再配布を行うことが許可されているソフトウェアです。OSSの推進により、特定製品だけが独占的に利用される要因を失くす目的もあると言われています。
OSS(オープンソースソフトウェア)コミッター
オープンソースのコードを直接変更する権限を与えられている開発者です。
Pythonとの出会い
その会社はPHP, Javaを扱う会社でPythonは使っていなかったんですが、関根さんと仲良くなって「How to become a hacker」を教えてもらいました。その時に「イケているハッカーはPython使っているよ」と勧められたんです。その後自分で独学して「読みやすいし、美しい」と思いました。関根さんからの布教洗脳ですね(笑)
大学は文学部を卒業されていますが、massaさんはそもそもどうしてWeb業界に?
その時はTwitter, Facebookが流行した時期で、「ITサービスは面白い!自分もSNSに携わる仕事をしたい」とITベンチャーを色々調べていました。
それが段々と「ITサービスの裏側の仕組みがわからないのはムカつくなー。自分で理解して作れるようになりたい」と思うようになり、独学で勉強をはじめました。
「httpって!?」みたいに仕事でわからない用語が出てくると家に帰って勉強しました。
次回の内容
今回はmassaさんにエンジニアを目指すきっかけになった出来事とPythonとの出会いを伺いました。
次回は、Pythonコミュニティの話や初心者にオススメの学習方法を伺います。