Pythonエンジニア列伝は、「Pythonエンジニアたちのインタビューを通して、Pythonを使う人達がどんな人なのか、Pythonをどんな場面で活用しているのか、なぜPythonに出会ったか」などを紐解く連載です。 連載はトピックごとになっているので、記事単体でも読むことができます。この記事は第8回Pythonエンジニア列伝の2記事目です
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- 異業種からデータサイエンティストに転身
- 機械学習との出会い
- ビジネスの世界からデータサイエンスの世界へ
- リファラル採用によるデータサイエンティストへの転職活動
- 次回の内容
異業種からデータサイエンティストに転身
それでは簡単に自己紹介をお願いします。
元々は経営企画や、コンサルティングファームに所属しコンサルタントの仕事をしていました。その後、機械学習に魅せられ、データサイエンティストに転身して現在は株式会社ブレインパッドで働いています。
独学で「ガチ勢」のデータサイエンティストとして転身されたもえ氏さんに、 今日はキャリアパスやPythonの独学に関するお話を中心に伺っていきたいと思います。
機械学習との出会い
機械学習って本当にすごい、と直感的に感じると共に、もっと深く知りたい気持ちが湧きました。その一歩として当時流行していた松尾豊先生の本を読んだんです。
いいえ、最初から機械学習の専門家の道を選んだわけではなく、最初は、G検定取得を目指して勉強していました。
G検定(ジェネラリスト)
日本ディープラーニング協会の実施する、ディープラーニングのジェネラリスト資格試験です。ディープラーニングを事業に活かすための、汎用的知識を有しているかを測ります。 URL:https://www.jdla.org/business/certificate/
どうしてジェネラリストを目指そうと思ったのですか?
私はコンサルティング業界で働く中で、ビジネス力を培ってきました。ビジネス力は、データサイエンス力・データエンジニアリング力と並んで、データサイエンティストに必要な力です。
そのため、自分が機械学習に関わるとしたらそのビジネス力を生かしたジェネラリストとして、機械学習をビジネスに活かすという立場だろう、と考えたんです。
データサイエンティストに必要な3つのスキル
- スライド:スキルチェックリスト 2017年版
データサイエンティスト協会が公開する、データサイエンティストに必要なスキルとそのレベルを星の数で表したチェックリストです。
ビジネス力・データサイエンス力・データエンジニアリング力の3つのカテゴリに分類されています。
ビジネスの世界からデータサイエンスの世界へ
ジェネラリストを志していた段階から、どのような転機があったのですか?
このような経緯があるので、気がつくと機械学習エンジニアになっていたというほうが正しいかも知れません。
ですが、もえ氏さんは、東大松尾研主宰の深層学習講座DL4USも修了されていると伺っています。機械学習に魅せられるきっかけとなった松尾氏の講座に積極的に挑戦するなど、縁だけではない行動力も伝わってきます。
東大松尾研主宰の深層学習講座DL4US
実践型のデータサイエンティスト育成講座およびDeep Learning講座を公開講座として運営しています。
URL:https://weblab.t.u-tokyo.ac.jp/dl4us/
DL4USや案件を通じて機械学習と関わり、「自分で作りたい」という気持ちが満たされ始めると、さらに次のステップとして、コンサルという枠組みではなく機械学習や統計を使って何か解くことを極めていきたい気持ちが大きくなっていきました。
リファラル採用によるデータサイエンティストへの転職活動
SNSを活用したことでたくさんの方に転職活動を応援していただき、心強くもありました。
#twitter転職 / リファラル採用とは?
#twitter転職 は、ハッシュタグを用いて転職希望や条件をツイートし、人材を探している企業と出会うという方法です。リツイートなどの拡散により、近しい繋がりから紹介を通じて転職できることから、紹介による採用であるリファラル採用に適した方法として注目されています。
幸い、私には同窓の繋がりや機械学習系のコミュニティを通じた縁が多く、これを利用しない手はないと考えました。
結果、Facebookでの呼びかけに応じてくれた先輩との縁で、無事納得のいく形で転職をすることができました。
次回の内容
今回は機械学習に興味を持たれたきっかけと転職活動について伺いました。
その3では、もえ氏さんにPythonを使うメリットとオススメの機械学習の学習法について伺います。
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