こんにちは。PyQ開発チームの清原 id:hirokiky です。
Pythonの文字列の .split
について解説いたします。
.split
は本当によく使うメソッドですので、ぜひ身につけていただきたいと思います。
PyQメールサポートの中でいただいたご質問とサポートの回答を紹介します。 (質問いただいたご本人様には掲載の許可をいただいております)
Pythonを学習する中や PyQ を利用する中で同じ疑問あれば参考にしてください!
質問
Pythonの "文字列".split(",")
はどういう動きをするものですか?リストに変換されますか?
回答
はい。そうですね、 split
は文字列を分割するために使うものです。
「分割」について詳しく説明してみます。
まず
2016,清原,Python
という文字を見てみましょう。 この文字には2つカンマ (,) が入っていますね。 ちょっと目立たせてみます。
2016 , 清原 , Python
カンマで分ければ、以下 3つの部分に分けれますね
- 2016
- 清原
- Python
これが 「カンマで分割する」 ということです。
.split(",")
は、文字を分割して、リストにします。
↑ の3つの文字列をリストに入れるので、
["2016", "清原", "Python"]
というリストになります。 これが splitの動作です。
他にも
他にも .split(...)
に渡す文字を変えて、ハイフン区切りなど好きに区切れます。
"080-0000-1111".split("-") # splitにハイフンを指定 # ↓ ["080", "0000", "1111"]
"昨日の晩御飯のカレーの感想".split("の") # ↓ ["昨日", "晩御飯", "カレー", "感想"]
これが "文字列".split("区切り文字")
の動作です。
また、以下のように引数を指定しないことで「空文字」で区切ることもできます。
"タブ\t区切り".split() ['タブ', '区切り'] "スペース 区切り".split() ['スペース', '区切り'] "改行\n区切り".split() ['改行', '区切り']
PyQで .split の実践的な使い方を学習しましょう
いかがでしょうか? .split(...) がリストを作る動作を解説してみました。
PyQではファイルを読み込んで .split
で行を解析したり、集計する問題がたくさんあります。
実際に自分でプログラムを動かして、 .split
など色々なPythonの使い方を身に着けましょう。