こんにちは。PyQマーケティングチームのkenkenです。
前回「どのような思いでPyQを企画したのかを聞いてみたい!」と思い、
PyQ開発メンバーのhirokikyさんに、PyQの開発秘話を伺いました。
そのPyQができるまでの過程を語ってもらった記事が好評だったので、
今回はPyQの問題作成を担当するkamekoさんにもインタビューしました。
PyQができるまでの思い出話に加え、kamekoさんがPythonに興味を持った理由、PyQの問題作りなどについても語ってもらいました。
ぜひご確認ください。
インタビュイーの紹介
大村亀子(kameko) @okusama27
PyQの問題作成を担当している。PyQを企画開発した初期メンバー4人中の1人。 2015年8月よりBeProud所属。理系大学出身。大学1年生のときに実験用にポケコンが配られ、初めてコンピューターに触れる。 PythonコミュニティPyLadies Tokyoの運営メンバーの一人としても活動している。
PyQの思い出
いきなりですが、PyQの企画が出たときの思い出を教えてください
そんな時、タイミングよく自社の教育サービスを作ろうと経営陣が思っていたらしくラッキーなことにアサインしてもらえました。
ビープラウド(PyQの運営会社)の社長のharuさん(ビープラウドでは社長、メンバーをハンドルネームで呼び合います)が「これからはPython学習だ!少ないエンジニアを業界で取り合うのではなく、初級者を中級者に成長させるサービスを作る!」とホワイトボードに三角形を書いていたのが懐かしいです。
今まで作った問題
すごく良いタイミングでPyQにアサインされましたね。kamekoさんはPyQの問題作成者ですが、今までに何問くらい作られましたか?
600問!!ちなみに最初のリリース時には問題を何問作られましたか?
問題が完成するまでにどれくらいかかりましたか?
1から問題を作ることは大変ですか?
また、最初の時点で問題の粒度や難易度などのイメージがチームメンバーで共通のものがなかったので、レビューを受けてもどのように修正したら良いのか見当がつかずに悩みました。
ベータ版のリリース後はモニターの方、ベータユーザー、社内のメンバーに意見をもらえるようになってから徐々に方向性が定まってきた感じですね。
他にも苦労したことはありますか?
問題作りで意識していること
現在はどんなことを意識しながら問題を作っていますか?
ありがたいことに利用者様からフィードバックやお問い合わせをいただけるので、それを元にフィードバックが多い問題から順に修正しています。
フィードバックやお問い合わせはとても参考になるので、これからもどんどん送っていただきたいですね。これから増やしたいと思っている単元はありますか?
今後直していきたい問題はありますか?
自分が作った問題以外もメンテナンスしているので、退社されたりして問題を作った人と連絡が取れない場合に「これはどういう意図だったのだろう?」と困ることがあります。ただ、その場合でもチームのメンバーやビープラウドの他のメンバーに相談できるので、最終的には解決できますが。
バックにPythonのエキスパートの集団がついているのは心強いです。
Pythonに興味を持った理由
ここからはkamekoさんがPythonに興味を持った理由を聞いていきます。
kamekoさんは理系の大学を卒業されていますが、いつ情報系に興味を持たれたのですか?また、初めてコンピューターに触れたときの思い出も教えてください。
パソコンの使い方としては、まだレポートを買いたり、パソコン通信をしていた程度でした。
BASIC
初心者向け汎用記号命令コードを意味する「Beginner's All-purpose Symbolic Instruction Code」の略語です。 初心者向けのプログラミング言語として、1970年代以降のコンピューターで広く使われました。
当時パソコンはとても画期的なアイテムだったのですね。どのタイミングで、パソコンを使う仕事をしようと思いましたか?
VBA(Visual Basic for Applications)
主にマイクロソフト製のMicrosoft Officeシリーズに搭載されているプログラミング言語です。
CGI
Common Gateway Interfaceの略語で、プログラムをHTTPサーバーで動かすための仕組みを指します。
VB(Visual Basic)6
マイクロソフトが1990年代に開発していたプログラミング言語です。Windows 95用のアプリケーションの開発に使われました。
SQL
関係データベース管理システム (RDBMS) を操作して、データの抽出や変更などを行うためのデータ問い合わせ言語です。データベースの構造設計、表の所有権を定義をするためのデータ定義言語(DDL)とデータの抽出、追加、更新などを行うデータ操作言語(DML)に分類されます。
Perl
Perlは、テキスト操作のために開発されたプログラミング言語ですが、今では システム管理、ウェブ開発、ネットワークプログラミング、GUI 開発などを 含む広い範囲で使われている汎用プログラミング言語です。 ラリー・ウォールによって開発されました。
URL:https://perldoc.jp/docs/perl/5.26.1/perlintro.pod
いろんなプログラミング言語を学習されたのですね。Pythonはいつ、どんなきっかけで触り始めましたか?
それ以外でPythonを真面目にやり始めたのは、2015年に就活しているときにharuさんに出会ってからです。
簡単にいうとPythonに強いビープラウドに入るために本腰を入れて取り組み始めました。なにかのプログラミング言語のプロフェッショナルになりたいと考えていたので、そのときにしばらくはPythonに没頭しようと思いました。
BigQuery
Googleが提供するエンタープライズ・データ・ウェアハウス(データ管理システム)です。Googleのインフラストラクチャの処理能力を活用してSQLクエリを超高速で実行します。
私はkamekoさんがPythonに興味を持ったのは、「どうしてもやりたいことがあって、それがPythonでなければできないから」という高尚な動機があるからだと思っていました。意外ときっかけはみんなが考えるようなことだったんですね。何だか安心しました。
コミュニティ活動について
kamekoさんはPyLadies Tokyoなど、様々なPythonのコミュニティ活動に関わられていますよね。最初にPyLadies Tokyoに参加された理由を教えてください。
PyLadies Tokyoでは、女性が女性だけの力で色々なイベントを開いていて、当時の代表が「女だからといって初心者向けのことばかりをやっているのではなくてちゃんと仕事もできるし、技術もやっているというのを示していきたい!」とおっしゃっていてとても共感しました。
PyLadies Tokyo
Pythonが好きな女性を結ぶ国際的なコミュニティです。 Pythonが好きであれば初級者/熟練者問わず参加できます。
URL:https://pyladiestokyo.github.io/
PyQ学習者さんに伝えたいこと
PyQの問題作りの話からコミュニティの話まで様々な質問に答えてくれてありがとうございました。最後にPyQでPythonの独学に励まれている学習者さんに伝えたいことをお話ください。
フィードバックやお問い合わせもお待ちしています!気になるところや励ましのメッセージなどいただけると嬉しいです。