PyQオフィシャルブログ

Pythonのオンライン学習プラットフォームPyQのオフィシャルブログです

【Pythonエンジニア列伝:vol.5-4】片柳薫子さん その4〜女性にとっての技術コミュニティについて〜

f:id:nana_yu:20180712091348j:plain

この記事はPythonエンジニア列伝第5回その4です

Pythonエンジニア列伝は、「Pythonエンジニアたちのインタビューを通して、Pythonを使う人達がどんな人なのか、どんな場面で活用しているのか、なぜPythonに出会ったかなどを紐解く」連載です。

連載はトピックごとになっているので記事単体でも読むことができます。

バックナンバー

  • 導入・索引…片柳さんのご紹介とインデックスページです。
  • その1…農業研究分野でのPythonデータ処理について
  • その2…「PythonユーザのためのJupyter[実践]入門」とPyQについて
  • その3…女性によるPythonコミュニティ「PyLadies Tokyo」について

pyq.jp

女性にとっての技術コミュニティ

f:id:nana_yu:20180702172029j:plain
haru実際問題、技術系のイベントに抵抗感を感じる女性は多いのでしょうか?

片柳発表などに対してマサカリを投げる*1方なども居ないわけではないので、そのようなイメージから技術系分野のイベントに抵抗のある方はそれなりにいるんじゃないかと思っています。

私は最近「投げてもらっていいよ!」と、建設的な議論を歓迎できるようにになってきたのですが、最初の頃はやはり怖かったと思います。

f:id:nana_yu:20180629171145j:plain

片柳あとはナンパなどですかね。不愉快な思いをした経験があったり、そのような心配があるのだと思います。ただ、私はPythonのコミュニティではそういうものを感じたことはそれまで無かったです。

その手の人を目撃したのは去年のPyCon JPがはじめてです。「しつこくLINEアカウントを聞いてくる男性がいます。規約違反なんで注意してください。」と報告してくれた女性がいて、実際にその男性が別の女性にもアプローチしている現場を目撃し、こんな人がいるんだなとびっくりしました。

近くにいた別の男性がハラハラしてブロックする努力をしていたのが救いでした。

f:id:nana_yu:20180629171145j:plain

f:id:nana_yu:20180702172029j:plain
haruそれは、良くも悪くもPythonの広がりを感じるエピソードですね。

片柳そうなんです。Pythonの認知度が高まりコミュニティとして大きくなってきたからこそ、そのような行動規範に反している人も現れてくるんだなと感じます。

これらの行動規範はPyCon JPでもPyLadiesでも明文化されているので、私達参加者も「行動規範に違反しているよ」と伝えられるようにしていかないといけないなと。

そのような流れで、まーやさん(@maaya8585)やかめちゃん(インタビュアーkameko(@okusama27))、みゃーさん(@kor_miya)が主導してくれている「PyLadies Handbook 翻訳しNight 」(PyLadiesの行動規範(Code of Conduct)が記載されている、PyLadies Handbookの翻訳会)が始まったんです。

f:id:nana_yu:20180629171145j:plain

f:id:nana_yu:20180702172032j:plain
kamekoはい。6月10日に3回目を行いました。

紳士淑女のPythonコミュニティ

片柳とはいえ、基本的にはPythonコミュニティはどのコミュニティにいっても紳士な方が多くて参加しやすいなと感じています。
f:id:nana_yu:20180629171145j:plain

f:id:nana_yu:20180711161951j:plain

f:id:nana_yu:20180711161737j:plain
haru紳士、呼びました?って出てくるPythonistaがたくさん居そう。(笑)

でも、そうした情報はぜひ女性Pythonユーザーに届けるべきですよね。心理的なハードルで機会を失ってしまうと勿体ないですし。

片柳はい、私としても、自分がコミュニティやイベントに参加したら、紳士淑女なPythonistaたちのおかげで疑問がすぐに解決した経験もあるので、周りに聞ける人がいないならコミュニティに積極的に参加することはぜひぜひすすめていきたいなと思います。
f:id:nana_yu:20180629171145j:plain

片柳Pythonには紳士・淑女が多いので怖くないよ!(笑)
f:id:nana_yu:20180709180108j:plain

f:id:nana_yu:20180711161802j:plain
kameko紳士淑女の為のプログラム言語Python。

f:id:nana_yu:20180711161737j:plain
haruこのフレーズ積極的に使って行きましょう。(笑)


f:id:nana_yu:20180702172029j:plain
haru女性のPythonistaは増えてきていると感じますか?

片柳そうですね、もくもく会に参加したら女性が3人ぐらいいるのが当たり前ぐらいにはなっていますし、PyCon JPも年々女性が増えているという印象です。

発表ができるような女性も増えてくると思うので、男性の多い場で発表するのに抵抗のある人はPyLadiesを発表の練習の場として使って欲しいです。

次のPyCon JPや海外のPyConを目標にする女性を増やすと共に、自分も積極的に発表していきたいです。

f:id:nana_yu:20180629171145j:plain

f:id:nana_yu:20180702172029j:plain
haru片柳さん自身のお話として、今年のPyConでこういう発表したい、などの展望はありますか?

片柳そうですね、さっき紹介した土性の三角図を書くスクリプトなどは研究分野への広がりの例として、今年のPyCon JPの「ひろがる Python」というテーマにも沿っているかなと思うので検討したいです。
f:id:nana_yu:20180629171145j:plain

次回の内容

次回は、連載最終回として、PyLadiesと片柳さんの活動の今後の展望を伺います。次回更新は7/17(火)の予定です。

バックナンバー

  • 導入・索引…片柳さんのご紹介とインデックスページです。
  • その1…農業研究分野でのPythonデータ処理について
  • その2…「PythonユーザのためのJupyter[実践]入門」とPyQについて
  • その3…女性によるPythonコミュニティ「PyLadies Tokyo」について

*1:マサカリを投げる…厳しい言葉で技術的な指摘をすることを表すネットスラング

Copyright ©2017 BeProud Inc. All rights reserved.